白鳥神社の祈雨祭資料

雨乞いの霊験で知られる「白鳥神社」

雨乞いの霊験で知られる「白鳥神社」

 津幡町津幡地区の加賀爪区にある白鳥(しらとり)神社は、加賀爪の産土神であるばかりでなく、古くは井家庄(いのうえのしょう)の総社として仰がれ、広く崇敬を集めてきました。祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀(まつ)り、古くは白鳥大明神と称し、清和(せいわ)天皇時代の876(貞観18)年に神位を従五位下(じゅうごいげ)に授けられた格式高い神社です。
 同神社の由来は、仲哀(ちゅうあい)天皇の時代にこの地に白鳥が舞い降り、土地の人々がこれを捕らえて差し上げたところ、天皇は先に日本武尊の魂が白鳥となって飛び去ったという話を思い出され、この地は尊の魂のおとどまりになったところとお考えになり、お宮を建て白鳥の神と名付けて尊を祀られたと伝えられています。
 同神社は雨乞(あまご)いの霊験(れいげん)で知られ、1853(嘉永6)年7月、1883(明治16)年8月、及び1923(大正13)年7月の祈雨祭(きうさい)は有名です。特に、1853(嘉永6)年の祈雨祭に奉納された絵馬は、裏面に「嘉永三年に十村(とむら)組で一番皆済(かいさい)をしたため御褒美(ごほうび)として銀五十目を拝領した。その後、嘉永六年の日照りの時に雨乞いをしたところ、雨が降ったので褒美銀で絵馬を奉納した」といった内容が書かれており、褒美銀を雨乞いの絵馬に使用したことが分かる貴重な資料となっています。
◆1989(平成元)年4月1日 津幡町文化財(有形民俗文化財)指定
 白鳥神社境内には、真夏の炎天下でも枯れることなく神秘の水を溜めている池があります。いつの頃からか、「雨乞い池」と呼ばれるようになりました。
霊験:神仏が示す不思議な感応や利益(りやく)。
十村:他藩でいう大庄屋に相当するもので、加賀藩の村支配を代行する村役人組織の頂点に立つ役職。
一番皆済・褒美銀:組や郡で村全部の年貢米を真っ先に完納すると、改作奉行を通して藩から褒美の銀・紬(つむぎ)が与えられた。

所在地 〒929-0325 石川県河北郡津幡町字加賀爪ヌ1
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アクセス JR津幡駅から「津幡駅前」交差点を右折し、県道59号線に入ります。そのまま直進し、「横浜」交差点を過ぎると、右手に「白鳥神社」の鳥居が見えます。



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