げんとく坂

浅田区側の「げんとく坂」

浅田区側の「げんとく坂」

 津幡町中条地区の浅田区には、平家伝説にまつわる「げんとく坂」が残っています。「げんとく」という名前は、平家の落武者の最下級のしもべが「げんとく」と呼ばれたことに由来します。この「げんとく坂」がある山道を通って、隣村の明神(みょうじん)に行くことができます。明神側から入る山道の入口も、「げんとく坂」と呼ばれています。浅田と明神の間にある山は「平道山」(ひょうどうやま)と呼ばれ、山の中腹には平家の落武者が隠れた洞窟があると伝えられています。
 平道山の中ほどに、倶利伽羅源平合戦に敗れた平家の落武者が「げんとく」(最下級のしもべ)を連れて隠れたという「かくれ穴」があります。穴の入口は狭いですが、中は10畳を超える広さがあり、馬も共に入っていたそうです。その「げんとく」が闇に紛れて村里へ下り、生活に必要な物を買いに通った道を「げんとく坂」と呼ぶようになりました(中条伝説「平道山とげんとく坂」の話より引用)。
 津幡町には、平家伝説が数多く残っています。河合谷地区の牛首(うしくび)・木窪(きのくぼ)の両区を始め、津幡地区の通称「平谷(へいだん)」や英田(あがた)地区の菩提寺は、平家の落人が村の開祖と伝えられています。菩提寺から近い「上矢田温泉・やたの湯」は、木曽義仲(きそ・よしなか)に敗れた平維盛(たいらのこれもり)がこの湯を見つけ、傷を癒(いや)したのが始まりとされています。

所在地 〒929-0324 石川県河北郡津幡町字浅田
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アクセス JR津幡駅から「津幡駅前」交差点を右折し、県道59号線に入ります。「白鳥橋詰」交差点を右折し、「浅田陸橋」を超えると、「浅田」交差点に出ます。そこを右折し、県道215号線に入ります。浅田集落に入る最初の道を左折し、右手に見える浅田集会所を過ぎると、Y字路に出ます。そこを左折し、左手に見えるカーブミラーを過ぎると、左側の民家と駐車場の間に小道があります。その先に続く山道の登り坂が「げんとく坂」です。



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