加茂青年団「白獅子」

加茂青年団「白獅子」

加茂青年団「白獅子」

 通称「雄獅子」と呼ばれ、8月26日の秋季大祭に獅子を出している。
 現在の獅子頭は、1982(昭和57)年井波の彫刻師今井幸太郎氏によって造られたもので、白木造である。また、以前の獅子頭も現存しており、顎の部分に明治14年作製、越中井波」と記してあり、同じく白木造である。蚊帳は、1950(昭和25)年に作られたもので、麻布で牡丹をあしらい、巻毛模様がほどこされている。胴張りの竹(胴竹)を3本入れ蚊帳の内側で縛り、尾は3メートル余の孟宗竹に赤く染めた1メートル余の苧麻をつける。
 頭持ちは、黒地に白で「若」と染め抜かれた錦帯、襟に「加茂若連中」背中に赤で「祭」と書かれた紺の法被を着、豆絞りの手拭を首にかけ、白足袋、雪駄を履く。一方、棒振りは、頭持ちの衣装に黒のシャグワン(赤熊冠)をかぶり、棒を振る。
 棒振りの演技には、長刀がある。以前は、棒・太刀・合わせ長刀・鎖鎌・チキリキがあったが現在は行われていない。
 囃子には「ノーエ節」がある。以前は芸者を雇って三味線を入れ蚊帳の中で演奏したが、現在はリヤカーに大太鼓1、小太鼓2を仕組み、太鼓に2人、笛に3〜4人が蚊帳の外、獅子の後方で演奏する。
 獅子舞の道具一式は、祭礼日の前日に区集会所に飾る。家々からの花(祝儀)には「目録一ツ、金貨一封御酒肴ハ沢山、右ハ、御当町ノ○○様御贔屓トアッテ、加茂青年団へ下サル」と言上する。

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