河合見風宅跡「長寿庵」

おやど商店街に建つ「長寿庵」の武家屋敷門

おやど商店街に建つ「長寿庵」の武家屋敷門

 かつての宿場町、津幡宿があった旧北陸道沿いのおやど商店街に、俳人河合見風(かわい・けんぷう)の邸宅がありました。その屋敷跡には現在、酒井家所蔵の「長寿庵(ちょうじゅあん)」が建っています。通りから見える正門は、幅4.3メートルの武家屋敷門で、昭和初期に復元改築されました。伝統的な日本家屋と日本庭園は現在、茶室として使われているそうです。この正門と家屋は、江戸時代の加賀藩の豪商、木屋藤右衛門(きや・とうえもん)の粟崎(あわがさき)居宅から移築したものです。(「長寿庵」は個人所蔵のため、室内や庭園の見学はできません。)
 見風の生家、河合屋理右衛門(かわいや・りうえもん)家は旅籠(はたご)と米屋を営み、本陣御旅屋(おたや)に次ぐ、間口と門構えを許された町人だったそうです。代々、十村肝煎(とむらきもいり)や加賀爪村肝煎を勤める名家でした。
 当時の面影を残すおやど商店街には、商家「八尾屋(やつおや)」の古民家も残っています。また、津幡宿を見下ろすようにそびえていた津幡城跡の高台に、見風の句碑が建っています。
十村肝煎:他藩でいう大庄屋に相当するもので、加賀藩の村支配を代行する村役人組織の頂点に立つ役職。

所在地 〒929-0325 石川県河北郡津幡町字加賀爪
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アクセス JR津幡駅から「津幡駅前」交差点を曲がらずに直進し、次の「南中条」交差点を右折し、旧北陸道の町道に入ります。そのまま直進し、「加賀爪」交差点を過ぎ、正面に見える「おやど橋」まで行かずに、右側に「長寿庵」があります。



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