前坂権現

歴史国道「北陸道」の最初の難所「前坂」

歴史国道「北陸道」の最初の難所「前坂」

 歴史国道「北陸道」の出発点である道の駅「倶利伽羅源平の郷・竹橋(たけのはし)口」から出発し、かつての宿場町、竹橋宿を抜けて山に向かうと、急勾配の「前坂(まえさか)」に出ます。大勢の兵士が身を隠せる急勾配の地形は、戦略攻防の要所となりました。坂を上るのに時間がかかることから、別名「蝸牛(かたつむり)坂」と呼ばれていました。
 その坂の途中に、当時の北陸道の難所の1つで、険しい山道の入口だった前坂を守る権現様の石像が建っています。風化し苔むしてたこの「前坂権現(まえさかごんげん)」には、ある庭師が普通の石と間違えて運んでいったところ、権現様と知り、そっと返したという言い伝えが残っています。権現様を祀(まつ)った小さな祠(ほこら)の傍らには、「急とも 拝んで通れ 神の前」と書かれた立て札が立っています。

所在地 〒929-0426 石川県河北郡津幡町字竹橋
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アクセス IR津幡駅から「津幡駅前」交差点を右折し、県道59号線に入ります。「白鳥橋詰」交差点を右折し、「浅田陸橋」を越えると、「浅田」交差点に出ます。そこを左折し、県道215号線を進みます。「竹橋」交差点を過ぎ、次の三叉路を右折すると、「竹橋宿」に入ります。そのまま直進し、集落を抜け、山あいに進むと、左手に「歴史国道」の案内版が見えます。そこを左折し、山道を道なりに進むと、「前坂」の登り口に着きます。その手前に駐車場があります。



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