湯座屋「兼平の湯」



 津幡町倶利伽羅地区の九折(つづらおり)区に、かつて「兼平の湯(かねひらのゆ)」と呼ばれる湯座屋(ゆざや=共同浴場)がありました。1183(寿永2)年の倶利伽羅源平合戦の時、矢傷(やきず)を負った源氏の武将、今井四郎兼平(いまい・しろう・かねひら)がこの天然の湯水で傷を治したと伝えられています。
 湯座屋は倶利伽羅峠を越える旅人が、旅の疲れを癒(いや)す憩いの場となっていました。しかし、昭和50年代に、度重なる土砂崩れによって埋没してしまいました。
 倶利伽羅峠の中腹に位置する同集落には、九折芸能太鼓「源氏太鼓」が継承され、同地区で毎年旧盆に開催される「寺尾夏祭り」で披露されます。

所在地 〒929-0412 石川県河北郡津幡町字九折
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アクセス IR津幡駅から「津幡駅前」交差点を右折し、県道59号線に入ります。「白鳥橋詰」交差点を右折し、「浅田陸橋」を越えると、「浅田」交差点に出ます。そこを左折し、県道215号線を進み、「刈安」交差点を直進すると、県道286号線に入ります。あいの風とやま鉄道線の高架下を抜け、「九折」の案内標識が立つY字路を右折すると、集落に入ります。



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