御門屋敷跡と龍ヶ口井戸跡

順徳上皇の飲料水用に掘られた「龍ヶ口井戸跡」

順徳上皇の飲料水用に掘られた「龍ヶ口井戸跡」

 津幡町英田(あがた)地区の能瀬、御門(みかど)の両区は順徳上皇(じゅんとくじょうこう)ゆかりの地で、それにまつわる伝説が残っています。
 1221(承久3)年、承久(じょうきゅう)の乱に敗れた順徳上皇が佐渡へ流される途中、大しけに遭い、やむなく王崎(現在のかほく市大崎)の浜に上陸されて、御門に行在所(あんざいしょ=仮の御所)を定め、3年間ご滞在されたと伝えられています。こうして、村は御門と呼ばれようになり、「御門屋敷」と呼ばれた屋敷跡は、能瀬川沿いの田んぼにあったといわれています。隣の集落、領家(りょうけ)には、大しけの際に上皇を導く光を発したとされる聖徳太子像を安置した広済寺(こうさいじ)があります。
 能瀬川を挟んで対岸の英田郵便局(柏」)の真裏に、「龍ヶ口(たつのくち)井戸跡」の石碑が建っています。順徳上皇がご滞在された時に、飲料水として差し上げるために掘られた井戸跡といわれています。1986(昭和61)年の河川改修・道路拡幅によって埋められ、1989(平成元)年8月に石碑が建てられました(英田地区の伝説「龍ヶ口井」の話より引用)。
 津幡町では毎年4月上旬に、順徳上皇をしのんで「能瀬川公園桜まつり」が開催されます。水上から花見を楽しめるように、屋形船「日号」とイタブネ「風号」の2隻が運行されています。両岸の桜が満開の能瀬川を屋形船が行き交い、さながら絵巻物のような情景を楽しめます。祭りのメインイベント「花嫁道中」では、町内の新郎新婦が伝統の和船に乗船し、水上パレードを行います。

所在地 〒929-0319 石川県河北郡津幡町字能瀬井74-3 英田郵便局
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アクセス 津幡町市街地から県道59号線に入り、かほく方面に進みます。左側に「加茂遺跡」がある交差点(国道8号線の高架下)を過ぎ、さらに進むと、右手に英田郵便局が見える「英田」交差点に出ます。そこを右折すると、すぐ右側(郵便局の真裏)に「龍ヶ口井戸跡」の石碑が建っています。
御門屋敷跡に行くには、「英田」交差点を曲がらずに、次の「英田北」交差点を右折します。御門集落に入ると、右手に「御門」バス停が見えます。バス停を過ぎて「グループホームあすなろ」の案内版が見えるところを右折し、能瀬川に架かる「谷内向橋」を渡ると、すぐ左手に見える田んぼに「御門屋敷」がありました。



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