上矢田温泉「やたの湯」

秘湯の上矢田温泉「やたの湯」

秘湯の上矢田温泉「やたの湯」

 津幡町英田(あがた)地区の上矢田区には、知る人ぞ知る秘湯の上矢田温泉「やたの湯」があります。1183(寿永2)年の倶利伽羅源平合戦で、木曽義仲(きそ・よしなか)に敗れた平維盛(たいらのこれもり=清盛の孫)がこの湯を見つけ、傷を癒(いや)したのが始まりと伝えられています。
 館内に掲げられた古い効能書きから分かるように、1907(明治40)年に開業しました。昔からアセモやデキモノによく効くと評判で、湯治場(とうじば)として地元の人に利用されてきました。同温泉は50年前に閉鎖されていましたが、1998(平成10)年に経営者の中川利雄さんが再建しました。津幡町では、珍しい温泉のひとつです。
   泉質:アルカリ性低張性冷鉱泉
   源泉温度:15.5度
   効能:脚気、糖尿病、貧血、白血病、リウマチ、皮膚疾患など
 同温泉から1キロほど離れた谷間にある源泉から引かれた掛け湯に内湯、内湯に隣接した竹垣に囲まれた小さな露天風呂があります。同温泉の裏山には、「ユのカン様」「薬師様」と呼ばれる仏像を祀(まつ)った小さな祠(ほこら)があります。この像はかつて土砂崩れで埋まった源泉を掘り起こした時に、土中から出てきたそうです。
 同施設には温泉の他に、お食事処や宴会場、別棟に囲炉裏(いろり)のある宿泊棟もあります。秋から冬にかけては、地元で獲れたイノシシやクマなど野趣あふれる鍋料理も堪能できます。
 同温泉は「石川県森林公園」の矢田口から出たところにあります。同公園の「スポーツの森」で楽しんだ後は、同温泉で一汗流しませんか?
 津幡町には、平家伝説が数多く残っています。同温泉から近い菩提寺区や津幡地区の通称「平谷(へいだん)」、河合谷地区の牛首(うしくび)・木窪(きのくぼ)の両区は、平家の落人が村の開祖と伝えられています。また、平谷には平知度(たいらのとものり=平清盛の7男)の墓とされる首塚が残っています。

所在地 〒929-0314 石川県河北郡津幡町字上矢田ハ22
お問い合わせ先 やたの湯
電話番号 076-289-7290
ホームページ
アクセス 津幡町市街地から県道59号線に入り、かほく方面に進みます。「英田北」交差点で右折し、県道221号線を河合谷方面に進みます。そのまま道なりに進むと、右手に「石川県森林公園・矢田口」の案内標識が見えます。そこを過ぎると、すぐ左手に「やたの湯」の看板が見えます。



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